< 戻る2021年2月14日

【2022】ビットコインを安全に保管しよう!おすすめのビットコインウォレット6選

ビットコイン ウォレット

2009年のビットコイン登場以来、ビットコインは「仮想通貨」や「ブロックチェーン」という言葉が出てきたときに、人々が最初に思い浮かべる代名詞ともなっています。価格変動が激しいビットコインですが、今なお注目度は上昇し続けています。去年(2020年)歴代最高額を更新したことによって、ビットコインに興味を持つようになった人も多いのではないでしょうか?ビットコインを始めるにあたって、大切な資産であるビットコインを安全に保管する方法を理解することがとても重要となります。

この記事では、安全にビットコインを保管したい人に向けた、おすすめの安全性・信頼性に優れたビットコイン ウォレットを6個ご紹介します。


目次:

「ホットウォレット」と「コールドウォレット」の違い

最適なビットコイン ウォレットを探している方は、「ホットウォレット」と「コールドウォレット」という言葉に遭遇するのではないでしょうか?

この2つのウォレット タイプの違いを簡単に説明すると、「ホットウォレット」は安全性は低くなるが素早い取引を行うことが出来るオンラインウォレット、「コールドウォレット」はハードウェアウォレットとも呼ばれる、安全性の高い長期保管に適したオフラインウォレットとなります。

ビットコインウォレットを選ぶ際には、自身のビットコイン保持の目的に合ったウォレットを選ぶようにしましょう。

まずは、手軽に手持ちのビットコインにアクセスでき、必要に応じて素早く取引が出来るおすすめの「ホットウォレット」を見ていきましょう。

Exodus:初心者に最適!

Exodusウォレットバナー

Exodusは、非常にシンプルで直感的に利用できるデザインと仮想通貨取引所を内蔵したパソコン・モバイルウォレットです。Exodusが高い人気を誇る理由の一つは、豊富な数の仮想通貨間でのスワップ機能です。Exodusでは現在、100種類以上の仮想通貨間でのスワップを可能にしており、対応する仮想通貨の数は増え続けています。

このウォレットの直感的に操作できるシンプルさは、まだ仮想通貨経験の浅い初心者に最適です。また、サポートもとても充実しています。

初心者には十分必要な機能が搭載されており最適ですが、上級者の方は欲しい機能が不足していると感じるかもしれません。その理由として、Exodusはクローズドソースのウォレットです。これはビットコインやブロックチェーンの理念に反しており、誰もが観覧することができるオープンなコードではないため、セキュリティ上の懸念が生じる可能性があります。その代わりに、ウォレットのセキュリティに穴がないことを確認するために、ユーザーはExodusチームに頼ることとなります。

Exodusには、取引が迅速に完了するよう自動的に手数料を設定することができる機能や、カスタム手数料を設定するオプションを提供しています。

【Exodusウォレットのまとめ】

  • 豊富な種類の仮想通貨に対応
  • 仮想通貨取引所が内蔵されている
  • カスタマーサポートが充実している
  • クローズドソースのウォレット

Electrum:ビットコイン中級者〜上級者向け

Electrumウォレットバナー

ビットコインの元祖とも言えるウォレットの一つであるElectrum。このウォレットは、ビットコインが誕生してから2年後の2011年から存在しており、それ以来機能やデザインはほとんど変わっていません。Electrumのウォレットは、ユーザーインターフェースのデザインが綺麗とは言えませんが、ビットコインウォレットとしての主要な機能にはとても優れています。また、Electrumは複雑なオプション設定があるため、中級〜上級者向けのウォレットとなっています。

Electrumはオープンソースであり、カスタム取引手数料の設定やレガシービットコインとSegwitのどちらかを選択することができます。また、ユーザーが使用したい希望するセキュリティのレベルを決定する機能も提供しています。例として、標準的なウォレット、2ファクタ認証のウォレット、マルチシグネチャーウォレットを作成することができます。また、カスタムワードでシードフレーズを長くすることも可能となっています。

Electrumは、シンプルなレイアウトで優れたセキュリティ機能とカスタマイズ性を求める、より上級なビットコイン経験者に最適です。

【Electrumウォレットのまとめ】

  • カスタマイズ可能な取引手数料
  • 他のホットウォレットに比べてセキュリティレベルが高い
  • シードフレーズのカスタマイズ機能を提供
  • 味っけのないユーザーインターフェース
  • ビットコインのみに対応
  • カスタマーサポートがない


Mycelium:モバイル向けビットコインウォレット

菌糸体ウォレットバナー

Myceliumはオープンソースのモバイル専用ビットコインウォレットで、現在はビットコインのみに対応しています。Myceliumは上で紹介したElectrumウォレットとよく似ていますが、モバイル専用であること、Electrumよりもユーザーインターフェースが新しくなっていること、取引所が内蔵されていることなどの違いがあります。

MyceliumはElectrumと同じく、この業界では初期のビットコインウォレットの一つです。また、Electrumと同様に、カスタム取引手数料を設定することができるので、取引が完了するまでにどれくらい待つかを選択することが可能です。

また、オフラインでビットコインを保管しながら、Myceliumウォレット内で表示することができるハードウェアウォレットのサポートなど、興味深い機能を備えています。

【Myceliumウォレットのまとめ】

  • カスタマイズ可能な取引手数料
  • ハードウェアウォレットを使用することが可能
  • オープンソースのウォレット
  • モバイル専用
  • ビットコインのみ対応
  • 初めて利用する場合は分かりづらい

次は、ホットウォレットに比べてセキュリティが高く、ビットコインの長期保存に最適なハードウェアウォレットこと「コールドウォレット」を紹介していきます。


Ledger Nano X:人気No1のコールドウォレット

Ledger ハードウェアウォレット

価格:¥18,000前後

Ledger Nano Xは、2014年に発売されたフランスのLedger社の第2世代ハードウェアウォレットです。Ledger社の初の仮想通貨製品であるLedger Nano Sは、市場に出回った最初のハードウェアウォレットの一つであり、数年間このスペースを席巻していました。

Nano XはUSBドライブのような見た目をしていて、USBまたはBluetoothで各デバイスに接続することが出来ます。Bluetoothでの接続にも対応しているため、ウォレットをiOSまたはAndroidデバイスに接続することができ、パソコンを必要としません。Nano Xはビットコインに限らず、1,500以上の仮想通貨に対応しており、対応する仮想通貨は毎年増え続けています。

Nano XはUSBドライブのような見た目をしていて、USBまたはBluetoothで各デバイスに接続することが出来ます。Bluetoothでの接続にも対応しているため、ウォレットをiOSまたはAndroidデバイスに接続することができ、パソコンを必要としません。Nano Xはビットコインに限らず、1,500以上の仮想通貨に対応しており、対応する仮想通貨は毎年増え続けています。

さらに、Ledger社はLedger Liveソフトウェアを作成しました。これにより、ユーザーは自分のデバイスに異なる仮想通貨の新しいウォレットを追加し、ポートフォリオを管理することができます。Ledger社のハードウェアウォレットは、これまでも、そして現在も、業界で最も人気のあるコールドウォレットとなっています。また、LedgerにはUSB Type-Cケーブルが付属しているので、パソコンやスマートフォンに直接接続することも可能です。

【Ledger Nano Xのまとめ】

  • 直感的で分かりやすいユーザーインターフェイス
  • 最大100種類のアプリの保存が可能
  • オープンソースで、コミュニティやカスタマーサポートからのサポートを受けることができる
  • Bluetooth接続の利便性
  • 限られたウォレットストレージ
  • Bluetooth接続によるサイバー攻撃の潜在的な危険性


Trezor Model T:取り扱い仮想通貨の種類が豊富

Trezor ハードウェアウォレット

価格:¥20,000 〜 ¥30,000

Trezorは、Ledgerと同様に、コールドウォレットの代名詞的な存在です。Model T (モデルT) は、第二世代のハードウェアウォレットです。Trezor Model TはLedgerとよく似ていますが、ウェブサイトのインターフェイスで直接、ChangellyやShapeshiftのような第三者機関の取引所にアクセスすることがでる非常に便利な機能を提供しています。

Model Tはタッチスクリーンを採用しており、前モデルで採用していたボタンよりも使いやすくなっています。また、TrezorにはMicroSDカードスロットが搭載されており、MicroSDカードを使用して仮想通貨を暗号化し、ハッキングなどの攻撃からデバイスをさらに保護することを可能としています。

Ledger Nano Xと同様に、Trezor Model TにもUSB Type-Cケーブルが付属しているので、スマートフォンとパソコンのどちらにも接続することができます。現在、TrezorモデルTは1,600以上の異なる仮想通貨をサポートしています。

【Trezor Model Tのまとめ】

  • 取引所を内蔵したウェブベースのユーザーインターフェース
  • 膨大な種類の仮想通貨に対応
  • オープンソースで、コミュニティやカスタマーサポートからのサポートを受けることができる
  • 無制限のウォレットストレージ
  • 他のコールドウォレットに比べて値段が高い
  • 入力するには不便な小さいタッチスクリーン
  • 初めて利用する場合は分かりづらい


Ledger Nano Sデバイス価格を低く抑えたい人に最適

Ledger Nano S ハードウェアウォレット

価格:¥10,000前後

Ledger Nano Sは、Ledgerが導入した第1世代のハードウェアウォレットです。業界最初のハードウェアウォレットの1つであり、第1世代のTrezorのすぐ後に発売されました。その後継機と同様に、Nano Sは何千もの仮想通貨と互換性があります。Nano S は USB type-C ケーブルが付属していないので、より最新のスマートフォンを持つユーザーは、デバイスに接続するのに苦労するかもしれません。

Nano S は基本的には先ほど紹介した後継者である、Nano X と同じです。両方とも同じ仮想通貨をサポートし、LedgerのLiveソフトウェアへのアクセスが可能となっています。Nano Xとの大きな違いは、Nano SはBluetoothでの接続性に欠けており、Nano Xでは100のウォレットの追加が可能なのが、Nano Sでは18つのみとなっています。

また、Nano Sには一度に限られた数の仮想通貨ウォレットを保存するストレージしかありません。別の仮想通貨ウォレットを追加するには、すでに追加してあるウォレットを削除する必要がありますが、削除したウォレット内にある仮想通貨が紛失することはありません。なぜなら、その仮想通貨はブロックチェーン上に直接保存されているからです。

削除したウォレットとその中にある仮想通貨は、Ledger Live上で見ることができますが、そのウォレットはLedgerデバイス自体には表示されません。つまり、削除したウォレットに仮想通貨を送受信をしたい場合は、別のウォレットを削除してスペースを確保しなければならない可能性があるということです。

ですが、Ledger Nano Sは他のコールドウォレットに比べて購入価格が低く設定してあるので、ビットコインのみを保管したい方や、初心者にとっては十分なコールドウォレットでしょう。

【Ledger Nano Sのまとめ】

  • 便利なLedger Liveへのアクセスが可能
  • 低価格で高セキュリティーなコールドウォレット
  • オープンソースで、コミュニティやカスタマーサポートからのサポートを受けることができる
  • 最大の収納可能なウォレット数は18
  • Bluetooth接続機能がない

ビットコイン ウォレットのよくある質問

ここでは、ビットコインをこれから始める方や、始めたばかりの初心者の方が疑問に思うよくある質問に答えていきます。

Q1. そもそもビットコイン ウォレットって何?

ビットコインウォレットとは、デジタル通貨であるビットコインの保管や、ビットコインを使用(送受信)する際に取引の検証をする場所のことです。ウォレットは、秘密鍵やシードと呼ばれる秘密の情報を保管しており、これを使って取引情報を検証し、ビットコインの購入や他の資産と交換するために「署名」をします。これにより、他の誰かがあなたのビットコインを不正に使用したり、取引が第三者によって変更されることを防ぐことができます。

Q2. ビットコインウォレットはどのくらいの費用がかかりますか?

ビットコインウォレットを使用しても、ウォレットにビットコインを保管しているだけであれば、何の費用もかかりません。しかし、実際にビットコインの取引を行う場合には、取引内容に応じて、ウォレット提供元の取引所やデバイスの所有者に、様々な手数料を支払う必要があります。

コールドウォレットを購入する場合は、0円〜3万円以上の費用がかかる可能性があります。

もし、仮想通貨取引所で提供されているウォレット使用する場合は、一般的に数百円程の一律料金または取引の合計値の割合のいずれかを支払うことになるでしょう。

Q3. ビットコイン ウォレットにあるビットコインを現金化するには?

気が向いたときにいつでもビットコインを直接現金に変換することはできませんが、ブロックチェーン上で匿名でビットコインを売却して、希望する通貨と交換することができます。仮想通貨取引所が取引の代行処理し、買い手を見つけることができるので、手持ちのビットコインを素早く必要な現金に変換することができます。ウォレットごとに法定通貨(日本円や米ドル・ユーロなど)を銀行口座に移すためのルールや期間は異なりますが、ほとんどの場合、ビットコインの売却が完了してから1日〜3日以内に行うことができます。

Q4. 自分に最適なビットコイン ウォレットの選び方は?

ビットコイン ウォレット選ぶ時にまず一番に考えたいのが、セキュリティなどの安全性です。世界中でよく利用されていて信頼性があり、セキュリティプロトコルが十分に整備されているウォレットを利用することが重要です。

また、長期保管するのではなく頻繁に取引を行いたい場合には、オープンマーケットでの取引を迅速に完了できるように、大規模な信頼性のある取引所のウォレットを選択することも重要です。

まとめ

いかがでしたか?この記事で紹介したビットコイン ウォレットは、どれもビットコイン初心者から経験者まで、様々な層に適した信頼性・安全性共に優れたウォレットです。

これからビットコインを始める、または始めたばかりの人はまず、ビットコインで何がしたいのか?短期取引、オンラインでの支払い、長期保管などを決めて、その目的に応じて最適なビットコインウォレットを選ぶようにしましょう。

大切なあなたの資産を守るために、何よりもまずセキュリティー面を重視するように心がけましょう。