6月25〜26日。たった2日間で、日本代表のラウンド32の対戦相手が確定します。

グループFの日本vsスウェーデン(6/26)と、グループCのブラジルvsスコットランド・モロッコvsハイチ(6/25)——この3試合の結果の組み合わせによって、日本の次の相手がブラジルになるか、モロッコになるか、あるいはスコットランドになるかが決まります。

3試合すべてに注目しながら観戦すると、今週末のW杯がまったく違う見え方をします。この記事で全シナリオを整理します。

まず現状の順位を確認する

グループF(第2節終了時点)

日本とオランダは勝ち点・直接対決・得失点差がすべて同じですが、総得点でオランダ(7点)が日本(6点)を上回っているため、オランダが1位、日本が2位です。

順位 チーム 勝ち点 得失点差 総得点
1位 🇳🇱 オランダ 4 +4 7
2位 🇯🇵 日本 4 +4 6
3位 🇸🇪 スウェーデン 3 −4 6
4位 🇹🇳 チュニジア 0 −4 1

チュニジアはグループ敗退確定。日本は引き分け以上でグループ突破確定。

グループC(第2節終了時点)

ブラジルが勝ち点4・得失点差+3で首位、モロッコが勝ち点4・得失点差+1で2位、スコットランドが勝ち点3で3位です。ハイチは最終節前に敗退確定となっています。

順位 チーム 勝ち点 得失点差
1位 🇧🇷 ブラジル 4 +3
2位 🇲🇦 モロッコ 4 +1
3位 🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿 スコットランド 3 0
4位 🇭🇹 ハイチ 0 −4

この表が、グループCとFの組み合わせルールと合わさって、「日本の次の相手」を決めます。

組み合わせのルール(最重要)

ラウンド32の対戦は以下のように固定されています。

  • F組1位 ⇔ C組2位
  • F組2位 ⇔ C組1位

つまり日本が最終節で何位になるかと、グループCが最終節でどう終わるかの掛け算で、日本の対戦相手が決まります。

ラウンド32の仕組み全体についてはラウンド32の構造と日程を解説した記事でも詳しく解説しています。

試合①:日本 vs スウェーデン(6月26日・日本時間午前8:00)

会場: AT&Tスタジアム、アーリントン(テキサス州)
放送: NHK総合(地上波生中継)、DAZN

スウェーデンの現状

スウェーデンは初戦でチュニジアに5-1で快勝しましたが、第2節でオランダに1-5と大敗。1勝1敗の勝ち点3で日本戦へ臨みます。日本に勝てば勝ち点6で自力突破が確定するため、「勝つしかない」状況です。

スウェーデンの注目選手

最大の脅威はヴィクトル・ギェケレシュ(アーセナル)です。欧州プレーオフのウクライナ戦でハットトリックを記録し、本大会出場の立役者となりました。フィジカルの強さ、背後への抜け出し、決定力のすべてを兼ね備えた存在です。

もう一人、アレクサンデル・イサク(リバプール)は高さとスピードを兼ね備えた万能型FW。後半の勝負所で投入されると特に脅威で、日本にとっては「先発で出ても途中出場でも怖い」存在です。

また今大会すでに2ゴールを記録しているヤシン・アヤリ(ブライトン)も、チュニジア戦での強烈なミドルを含む活躍で存在感を示しています。

日本の突破条件

  • 引き分け以上 → 勝ち点5以上確定、2位以内でグループ突破確定 ✅
  • 勝利+オランダが引き分け以下 → F組1位通過
  • 勝利+オランダも勝利 → 得失点差・総得点で1位・2位を争う

日本にとって最も重要な事実は「引き分けでも突破できる」という点です。スウェーデンは「勝たなければ敗退」というプレッシャーがかかるため、前がかりに出てくる時間帯がある——そこでのカウンターが日本の最大の得点機になります。

スウェーデン戦の詳しい見どころと予想は日本vsスウェーデン 試合予想ガイドにまとめています。また日本の今大会ここまでの流れはチュニジア快勝とスウェーデン戦プレビューで整理しています。

トラストダイスの日本vsスウェーデン試合ページでは試合直前のオッズ情報も確認できます。

試合②:ブラジル vs スコットランド(6月25日・日本時間午前7:00)

会場: ハードロックスタジアム、マイアミガーデンズ(フロリダ州)
放送: DAZN

なぜこの試合が日本に直結するのか

グループC最終節の結果が、日本のラウンド32の対戦相手を直接決定します。日本ファンにとってスウェーデン戦と同じくらい注目すべき試合です。

各チームの突破条件

ブラジルは引き分け以上なら勝ち点5以上となり、2位以内での突破が確定します。スコットランドはブラジルに勝った場合のみ自力突破の可能性が開けます。

  • ブラジルが勝利 → ブラジル首位確定(日本が2位なら、日本vsブラジル)
  • ブラジルが引き分け → ブラジル首位確定(日本が2位なら、日本vsブラジル)
  • スコットランドが勝利 → スコットランドが3位から逆転突破の可能性、ブラジルは2位転落も

ブラジルが「引き分けでも突破確定」という余裕ある立場なのに対し、スコットランドは「勝つしかない」状況。試合展開としては、ブラジルが守勢に回る場面もあり得る展開です。

スコットランドのここまでの流れ

スコットランドは初戦でハイチに1-0で勝利し、28年ぶりのW杯白星を挙げました。しかし第2節でモロッコに0-1で敗れ、崖っぷちの状況で最終節に臨みます。主将アンドリュー・ロバートソン(リバプール)やスコット・マクトミネイを中心とした組織的な戦い方が特徴です。

ブラジルのここまでの流れ

ブラジルはモロッコと1-1で引き分けたのち、ハイチに3-0で快勝。マテウス・クーニャが2ゴール、ヴィニシウスも得点するなど攻撃陣の状態は上向きです。

アンチェロッティ監督はスコットランド戦でターンオーバーを採用する可能性もありますが、1位通過を狙いにいくためにも主力を起用してくると見られます。

ブラジルのここまでの戦いぶりはブラジルvsハイチ戦レポートでも確認できます。

試合③:モロッコ vs ハイチ(6月25日・日本時間午前7:00)

会場: メルセデス・ベンツスタジアム、アトランタ(ジョージア州)
放送: DAZN
※ブラジルvsスコットランドと同時キックオフ

モロッコの立ち位置

モロッコは勝ち点4の2位ですが、首位ブラジルとは得失点差で差があります。ハイチは敗退確定のため、モロッコとしては「ハイチに勝利+ブラジルがスコットランドに負ける」という条件が首位通過のシナリオです。

モロッコはスコットランド戦で今大会最速70秒の先制ゴールを決めるなど、素早い仕掛けが持ち味です。日本のSNS上でも「モロッコとは当たりたくない」という声が多く見られ、日本ファンの間でも注目度が高いチームです。

モロッコの最終節のポイントは「勝利を積み上げながら、ブラジルvsスコットランドの結果を見守る」こと。この試合で大量得点があれば、ブラジルと得失点差の差が縮まる可能性もあります。

全シナリオ早見表:日本の次の相手は誰か

3試合の結果を組み合わせると、以下の通りになります。

【パターン1】日本が2位通過した場合(引き分けが最も現実的)

C組の最終順位 日本の相手(ラウンド32)
ブラジル1位・モロッコ2位 🇧🇷 ブラジル(最有力)
モロッコ1位・ブラジル2位 🇲🇦 モロッコ
スコットランドが逆転1位 🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿 スコットランド(低確率)

【パターン2】日本が1位通過した場合(スウェーデンに勝利+条件次第)

C組の最終順位 日本の相手(ラウンド32)
ブラジル1位・モロッコ2位 🇲🇦 モロッコ
モロッコ1位・ブラジル2位 🇧🇷 ブラジル
スコットランドが逆転1位 🇧🇷 または 🇲🇦(スコットランドが1位の場合、ブラジルorモロッコが2位)

現時点での最有力シナリオ

日本が引き分けてF組2位通過、ブラジルが引き分け以上でC組1位通過日本vsブラジル

この組み合わせが最も起こりやすい状況です。

日本vsブラジルの詳細な分析は日本vsブラジル ラウンド32予想で詳しく解説しています。

編集部の見方:日本にとって「より良い相手」は誰か

結論から言えば、どのチームと当たっても楽な試合はありません。ただし「まだ勝ちやすい対戦相手」という視点で比較すると:

モロッコ(C組1位の場合)
組織的な守備と鋭いカウンターを武器にするチームです。FIFAランクは14位と決して低くなく、カタール大会ではベスト4まで進んだアフリカの強豪。「ブラジルよりはましだが、楽ではない」という評価が正直なところです。スカウティングはしやすい相手とも言えます。

ブラジル(C組1位の場合)
ヴィニシウス、マテウス・クーニャ、ネイマールを擁する優勝候補。個の能力は今大会最高クラス。ただし2025年の親善試合で日本が史上初の勝利を挙げており、「一度倒した相手」という心理的優位もあります。詳しくは日本vsブラジル予想ガイドをどうぞ。

スコットランド(逆転1位の場合)
28年ぶりのW杯出場で戦力的にはこの3チームの中では最も戦いやすいですが、ハングリー精神と組織力で侮れない相手です。ただしブラジル・モロッコと比べれば、日本にとって最も好条件の対戦相手です。

日本が1位通過できれば、モロッコやスコットランドとの対戦を引き寄せられる——これが最終節での「最大の狙い」とも言えます。

観戦の視点:3試合を同時に追いかける方法

6月25日(木)の午前7:00には、ブラジルvsスコットランドとモロッコvsハイチが同時キックオフです。この同時開催はグループステージ最終節の特徴で、両試合の結果が互いに影響し合う構造になっています(なぜ同時開催かはグループステージ突破条件の解説記事に詳しく書いています)。

翌26日の午前8:00には日本vsスウェーデン。最終節でのポイント:

  • ブラジルがスコットランドに勝ったか引き分けたか → C組首位はブラジルか?
  • モロッコがハイチに大勝して得失点差を稼いだか → C組の1位・2位が逆転する可能性は?
  • これらを踏まえて日本vsスウェーデンを観戦

この「2グループ連動観戦」ができると、試合の意味が格段に変わります。今週末は画面を2分割してC組とF組を追いかける観戦スタイルがおすすめです。

ライブ観戦中に展開を読む際のポイントはライブ予想の基本的な見方も参考にしてください。

よくある質問(FAQ)

Q:日本vsスウェーデンはいつ、どこで見られますか?
A:日本時間6月26日(金)午前8:00キックオフ。AT&Tスタジアム(テキサス州アーリントン)での開催です。NHK総合で地上波生中継があります。

Q:日本が引き分けても突破できますか?
A:はい。引き分けの場合、日本の勝ち点は5となり、スウェーデン(最大4)を上回るため、2位以内でのグループ突破が確定します。

Q:日本のラウンド32の対戦相手はいつ確定しますか?
A:グループCの最終節(6月25日午前7:00同時キックオフ)とグループFの最終節(6月26日午前8:00)が終了した時点で確定します。

Q:ブラジルとモロッコ、日本にとって当たりやすいのはどちらですか?
A:どちらも手強い相手ですが、組織的な戦いに対してカウンターが有効という点では、日本の「守備ブロック+後半変換」戦術が通じやすいのはブラジルとも言えます(2025年の親善試合で勝利実績あり)。モロッコはスコアを締める力が高く、崩すのが難しいという評価が多いです。

Q:スコットランドがグループCを1位で突破することはあり得ますか?
A:可能性は低いですが、ゼロではありません。ブラジルがスコットランドに敗れ、かつモロッコもハイチに負けた場合、スコットランドが逆転1位になり得ます。その場合も日本はC組2位(ブラジルかモロッコ)と対戦します。

Q:3位通過になった場合は誰と対戦しますか?
A:日本がスウェーデンに敗れ勝ち点4のままF組3位になった場合、他グループの3位チームとの比較で上位8チームに入れば突破できます。ただしその場合の対戦相手はA・B・D・E・Iグループのいずれかの1位となり、フランスと当たる可能性が高くなります。詳しくは3位通過の仕組みを解説した記事をご覧ください。

まとめ

6月25〜26日の3試合が、日本代表の「次の相手」を決めます。

現時点での最有力シナリオは日本がF組2位通過→ブラジルと対戦ですが、日本が勝利し1位通過できれば相手はモロッコになる可能性が高い。それぞれのシナリオに合わせて「もし〇〇と当たったら」という視点で観戦すると、今週末のW杯が何倍も楽しめます。

トラストダイスでは日本vsスウェーデンブラジルvsスコットランドモロッコvsハイチの3試合すべての情報を参考情報として確認いただけます。

あなたが予想する日本のラウンド32の対戦相手はどこですか?ブラジルとの再戦か、モロッコとの初対決か——今週末の3試合でその答えが出ます。