< 戻る2020年10月3日

仮想通貨ステーキングとは?最高品質のステーキング用取引所とコインを紹介!

仮想通貨ステーキング

目次:

仮想通貨ステーキングとは?持っておくだけで資産が増える仕組み

ステーキングとは、仮想通貨(暗号資産とも呼ばれます)をウォレットで保有しておくだけで、その仮想通貨が貰える仕組みです。

ユーザーは、普通のトレードのように資産が減るリスクを負うことなく、安全に資産を増やすことが出来ます。

ステーキングは株券に例えられることが多いのですが、このように保有しておくだけで利益を受取ることが出来るのです。

ただで仮想通貨が貰えるのであれば、当然「欲しい」と思う人は多いでしょう(もちろん私もその1人です)。

今回は、このステーキングサービスに優れた取引所と仮想通貨をご紹介します。

どうしてステーキングは人気なのか?

仮想通貨ステーキングは、その仕組みが登場した当初から注目を浴び続け、世界中から人気を獲得しています。

その正確な理由こそ分かりませんが、(保有しておくだけで仮想通貨が受取れるなら…)とステーキング銘柄を選ぶのは、特に通貨にこだわりが無いのであれば良い選択肢だと思います。

株式投資でも「優待」の内容で銘柄を選ぶ人がいるように、仮想通貨で「ステーキングサービス」の内容が銘柄の選択基準になっている人がいるのは不思議ではありませんね。

コインがタダで貰えるのであれば貰っておきたいと考えるのは、とても自然な発想です。

ステーキングの仕組みとは?背景は少し難しいコンセンサスアルゴリズムの話

undefined

普通のユーザーであれば、ステーキングを「通貨を保有しているだけで通貨が貰える」と理解していれば充分です。

このステーキングの仕組みは、実は少し難しいコンセンサスアルゴリズムの話が背景にあります。

ステーキングの仕組みが気になる方に向けて、ざっくりと手短に説明します。

まず、ブロックチェーンは、取引が正当なものか証明するために「ブロック承認」という作業を行います。

ブロック承認をすることで報酬が得られる(マイニング)ため、世界中から多くの人々が報酬獲得の競争に参加しています。

このブロックの承認方法は、「コンセンサスアルゴリズム」で規定されているのですが、ビットコインの場合はPoW(プルーフ・オブ・ワーク)という方法を採用しています。

保有しているPCの計算能力が高ければ高いほど、ブロック(複数の取引の固まりが1つのブロックです)が承認される率が高まります。

しかし、この仕組みを採用してしまうと、処理能力の高いPCを持てる富裕層のみにブロック承認権利が偏ってしまいます。

承認権利の偏り以外にも、計算に電力を大量消費することから、環境への負荷も問題点に上げられています。

この問題点を回避するために生まれたのがイーサリアムで採用検討中のPoS(プルーフ・オブ・ステーク)というコンセンサスアルゴリズム。

ブロックの承認をステーク(保有)しているコインの枚数が多い人に優先的にまかせます。

このように、通貨の保有量をブロック承認順位の基準にすることで、保有PCの処理能力に関わらずマイニングに参加することができます。

そして、PoSでは、通貨によって付与条件があるものの、ビットコインマイニングと比較すると非常に簡単に仮想通貨を受取ることができます(ステーキング)。

その究極とも呼べる形が、保有しておくだけで仮想通貨が受取れるステーキングです。

ステーキングに適したコインを選ぶには

ステーキングに適したコインは、まずPoS銘柄やPoSシステムから派生したコインを選ぶことが前提にあります。

その上で、PoS銘柄には地雷が多いのも残念ながら事実です。

特に仮想通貨のバブル期にあった17年末は、当時のPoSシステムの革新性も相まって、多くのハズレコインが出てきました。

そのようなハズレを掴んでしまうと、せっかくステーキングで増やしても、値が下がりすぎて元の購入分を回収できない事態になります。

ある程度長い期間運用されている銘柄や、信頼性のある運営者が提供している銘柄を選ぶことを強くおすすめします。

仮想通貨ステーキングウォレットTOP5

仮想通貨のステーキングは、仮想通貨取引所のウォレットに預けておくパターンと、保有通貨のウォレットに保管しておくパターンがあります。

ウォレットに預けておく方が報酬額が多い傾向にありますが、仮想通貨取引所のウォレットを利用すると、保有・売買が非常に楽です。

1. コインチェック

undefined

コインチェックは、国内の仮想通貨取引所では圧倒的な知名度を誇っている取引所です。

このコインチェックのステーキングサービスでは、LSK(Lisk)をステーキングし、毎週水曜日に報酬(LSK)を受取ることが出来ます。

ただし、ステーキング報酬を受け取れる対象者に条件があります。

  • 「取引アカウント」で1日平均10LSK以上を保有していること
  • あるいは「貸仮想通貨アカウント」で貸出中でないLSKを1日あたり10LSK以上保有していること

また、Liskの実施しているステーキングの仕組み上、報酬が受け取れないケースもあります。

2. Binance

undefined

バイナンス(BINANCE)は世界一の仮想通貨取引所で、通常のトレードを始め優れたサービスを数多く提供しています。

BINANCEのステーキングサービスでは、以下の複数銘柄でステーキングを提供しており、毎月初めに報酬を受取ることが出来ます。

  • BINANCEで提供しているステーキング銘柄(主要な例):EOS、XTZ、ATOM、TRON、NEO、ALGO、VET、ONT、KMD、TROY、Fetch.ai、QTUM

保有に際して条件は無く、技術的な要件はすべてBINANCE上で処理してくれているため、通貨を持っているだけでウォレットに入ってきます。

3. Kraken

undefined

クラーケン(Kraken)は、仮想通貨取引所の中でも最古参の取引所です。

19年の12月から始まったステーキングサービスでは、Tezos(XTZ)がステーキング対象銘柄です。

年間のリターン率は6%で、週に2回ステーキング報酬が支払われます。

保有に際しての条件は無く、支払い頻度が他サービスと比較して高い点が魅力的です。

また、クラーケンは、他のステーキング銘柄も追加することを予定しています。

4. Crypto.com

undefined

Crypto.comは取引所のみならず、仮想通貨の包括的なサービスを提供しています。

BINANCEやコインチェックと比較すると知名度こそ少ないものの、世界中で300万人以上のユーザーが利用しているサービスです。

Crypto.comの提供しているサービスには、ステーキング、独自ブロックチェーン、MCO VISAカード、Crypto.comアプリ、ユーティリティトークンであるCrypto.comコイン(CRO)等があります。

Crypto.comは、独自色の強い「ソフトステーキング」サービスと「CROステーキング」を提供しています。


  • Crypto.comのソフトステーキング

まず、ソフトステーキングでは、Crypto.comのエクスチェンジウォレットに仮想通貨を預け入れておくだけで通貨を受取れます。

ソフトステーキングの優れている点として、ステーキング報酬が毎日支払われることです。

さらに、通常のAPR(年換算利回り)は0.5%-2.0%ですが、100,000CRO以上をステークしておくことで、ソフトステーキングでも最大5.0%までAPRが上昇します。

ソフトステーキングが出来る銘柄は非常に多く、PoS銘柄ではないBTCやETHもステーキング対象銘柄となっています。

  • ソフトステーキングの対象銘柄:BTC、ETH、USDT、USDC、XRP、LTC、EOS、XLM、ATOM、MCO、CRO、LINK、XTZ、BCH、VET、ICX、ADA、ENJ、ALGO、KNC、NEO、DAI、PAXG、BAT、COMP、OMG、MKR

ソフトステーキングの最小限必要な保有数やAPRは銘柄によって異なるので、実際に取り組む際には公式サイトで確認することをおすすめします。


  • CROステーキング

Crypto.comのCROステーキングは、5,000以上のCROコインをステークすることでAPR20%という驚異的な金利を受取ることが出来ます。

しかし、CROステーキングには条件があります。

まず、5,000CRO以上を保有していること、次に180日間以上ステーク(保有)し続けてておく必要があります。

半年間は資金がロックされる点と、ステーキングで増えたCROも受取れない点は、人によっては長く感じると思います。

5. TrustDice

undefined

TrustDiceは、ご存知の通りdApps(分散型アプリケーション)のオンラインカジノプラットフォームです。

意外なことに、実はこのTrustDiceでもステーキングサービスを提供しています。

そのステーキングサービスですが…かなりユニークです。

まず、TrustDiceでEOSかBTCでベットするたびに、ベット金額に比例してマイニングパワーを受取ります。

※ただし、プラットフォームの優位性があるカジノ(サイコロ・クラッシュ・スロット)でないと、マイニングパワーは獲得できないことに注意しておきましょう。

このマイニングパワーの保有数に応じて、TXTトークンがマイニングされます。

さらに、マイニングにより配布されたTXTをステーキングすることで、マイニングボーナスが加算され、より多くのTXTトークンを受取ることが出来ます。

TrustDiceのTXTトークンステーキングも、Crypto.comのソフトステーキングと同様に毎日受取ります。

また、このTXTトークンはNewdex取引所で売買することも可能です。

オンラインカジノゲームを楽しみつつTXTトークンでしっかり稼げる、ステーキングのシステムをユニークな形で利用しています。

ステーキングに最適なコインTOP5

ステーキングに最適なコインのTop5をご紹介します。

PoS銘柄の多くはステーキング機能を持ち、それを宣伝の”ウリ”にしていますが、実のところハズレトークンも少なくありません。

特に17年末-18年初にかけて登場したステーキングPoS銘柄は、現在では値が全くつかず「貰ったはいいものの売ることが出来ない」という悲しい状態になっている銘柄も、残念ながら存在します。

ユーザーとしては、ステーキングが出来るだけでなく、受取ったトークンをしっかり売却して利益が得られる銘柄を選定していきたいところ。

ステーキングが出来る銘柄は様々ありますが、その中でもちゃんと利益が見込めるものを、今から見ていきましょう。

1. Tezos (XTZ)

undefined

Tezosは2014年から開始しており、生まれたばかりの仮想通貨産業の中では比較的歴史のある銘柄です。

BINANCEをはじめ、多くの世界的な取引所でステーキングが出来ます。もちろん自身のTezosウォレットでステーキングすることも可能です。

XTZの特徴的な点としては、まずコンセンサスアルゴリズムにDPoSを採用しているところ。

ざっくりDPoSを説明すると、トークンを保有している人は、保有数に応じて「ブロック承認者の投票権」を獲得します。

ブロックの承認は、投票により選ばれた少数の承認者が行います。

正直ややこしい仕組みですが、計算マシンのパワーで承認権が決まるPoWや、保有残高で承認権が決まるPoSよりも民主的な仕組みではあります。

また、XTZはBTCやETHと違い、ハードフォークをする必要なくシステムを修正することが出来ます。

従来のBTCやETHでは、システムを修正する際にはハードフォークをして、修正版の通貨BCHやETCを生成しなければいけませんでした。

一方で、XTZは修正前と修正後で互換性を保証することができるためハードフォークの必要がありません。

2. Lisk(LSK)

undefined

LSKは、国内最大手取引所であるコインチェックにも上場している銘柄で、また、コインチェックでステーキング出来る点も特徴的。

日本国内での知名度は高いので、「国内取引所でステーキング」といえばLSKの印象が強いのではないでしょうか。

LSKもDPoSを採用しているため、BTCやETHと比較すると先進的な仮想通貨と言えます。

2017年に出てきた通貨ですので、主要銘柄の中では新しい部類です。

LSKは有名な通貨ではありますが、意外と目指しているゴールを知らない人も多いのでは。

LSKのゴールはJavaScriptを用いたサイドチェーンの構築です。

メインチェーンの処理やトラブル解決を手助けする役割を担うのがサイドチェーンであり、LSKの掲げている目標です。

開発の進捗が素晴らしい点もLSKの特徴で、20年7月には、Github上での開発状況が年間1位であることが報告されています。

3. Cosmos(ATOM)

undefined

ATOMはPoSを使用した銘柄で、こちらもBinanceをはじめ世界的な取引所に上場されています。

たとえばBinanceではATOMを保有しておくだけでPoSステーキングで残高が増えていくので、1番手軽です。

日本でも一時期かなり話題になった通貨ですが、これは異なるブロックチェーン同士をつなぐ(クロスチェーン)の役割を目指します。

クロスチェーン銘柄はATOM以外にも様々なものがありますが、その中でもATOMは最も有名な銘柄の1つであり、将来性も期待されています。

また、Javaなどのプログラミング言語で簡単にdApps(分散型アプリケーション)を作ることが出来る点も魅力的です。

4. Tron(TRX)

undefined

2017年末に日本でも大きく話題になった仮想通貨TRXもステーキングが可能な銘柄です。

TRXもBinanceで上場されているので、保有条件も特に無く、取引所で手軽にステーキングが出来る銘柄の1種。

エンタメ業界の発展のために作られた銘柄で、登場当時のICOセールでは1分と経たず完売しました。

TRXでは、クリエイターがICOを打つことが出来るTRON20トークンを用意しており、目標を掲げるだけでなく実行に移しています。

CEOのジャスティン・サン氏はキャラクター性も強く、twitterでたびたび話題になる人物です。

時価総額順位は継続して高い位置にあり、将来性も期待できる銘柄です。

5. TXT

undefined

TXTはTrustDiceの提供するトークンです。

TrustDiceプラットフォームのダイスゲームが生み出す利益の50%を配当として毎日受取ることができます。

オンラインカジノでゲームを楽しみつつ、ウォレットにTXTを増やすことができるという、一風変わったお得なシステムを構築しています。

TXTも上場銘柄の1つであり、獲得したTXTを別の通貨に換金することも可能です。

TXTトークンは取引所で購入しなくても、TrustDiceでゲームをすることで貰えるので、他銘柄と比較してリスクが低いです。

ステーキング銘柄の中でもかなりユニークで画期的なので、こちらも注目のトークンです。

仮想通貨ステーキングのリスク

一般的なトレードがリスクを対価にリターンを得るように、ステーキングにもトレードほどでは無いですが、リスクはあります。


  • 通貨の人気が低下して売却できなくなるリスク

まず、購入したPoS通貨をステーキングしても、年月とともに人気が無くなっていき売却が不可能になるケース。

これは17年末の仮想通貨バブル期からその後の不況相場で、少なくない数のPoSステーキング銘柄が上記のような状態になりました。

こうなってしまうと、ステーキングで増えた分の通貨はもちろん、購入した通貨も売却できないため、大きな損失に繋がってしまいます。


  • ステーキング銘柄の売り圧上昇リスク

そしてもう1つ、ステーキングでユーザーの通貨保有数が増える銘柄は、それだけ売り圧上昇リスクをはらんでいます。

ステーキングで増えた銘柄は、当然「売りたい」と考えるのが自然ですので、これはPoW通貨などと比べると、トレードにおいては不利な点です。

まとめ

あまりトレード以外に馴染みが無かった人は、ステーキングを検討してみることは良い選択肢です。

株主優待のように、低リスクで利益を得ることができますし、仮想通貨独特の世界観を楽しめます。

ステーキングは通貨のウォレットで増やす方法と、取引所で増やす方法がありますが、通貨ウォレットの方が割合リターンが大きく、取引所の方は手軽に試せる傾向にあります。

また、TXTのようにオンラインカジノを遊ぶことで増えていくステーキング銘柄など、ユニークで奥深い銘柄が存在するところも、ステーキングの面白い点です。

関連記事:

BINANCEの概要と登録方法、よくある質問について

【入金不要】無料で仮想通貨を手に入れる方法TOP10